2016年11月30日水曜日

11月 母国語教室(ベトナム語)報告

ベトナム語教室のメンバーは、小学2年生から6年生の子どもに加え、新規に小学生の姉妹と高校生になって再度参加し始めた青年がいる。また、新しい風として“インドネシア人”の小学生が「学校にベトナム人のお友達がいるからお話できるようになりたい」ということで参加し始めた。教室には、中学生ベトナム人スタッフを合わせた3名とゆかいな13名のメンバーが教室に来ている。
 ベトナム語教室で飛び交う言語は日本語である。日本で生まれ育ち、日本の教育機関に通っているかれら/かのじょらは、母語よりも日本語の方が流暢に話せ、「親なに言っているのか分からない」、「ベトナムのこと知らない」といったことから母国を嫌いになりがちになる。そのため、教室では、かれら/かのじょらに“ルーツを大切にしてほしい”との思いで、母語での会話を交えつつ、母国の良さを伝えつつ、一緒の時間を過ごしている。

文責:宮脇

11月 就学前教室報告

就学前教室は今月から参加する子どもも合わせて女の子2人男の子1人、計3人。加えて、小学生教室で個別対応が必要な子供が2人教室に参加しています。
今月は2点のことをメインに取り組みました。
1点目は、ひらがな表をまず完璧に覚え、それを活用する事です。
ボードに50音表を貼り、それを見本にしながら練習しました。覚えたところで食べ物カードを使用しながらスタッフが言った食べ物をノートに書くという事もしました。
 2点目は自分の名前をひらがなでキレイにかけるようにすることです。

まずノートに自分の名前を書いてもらい、その後にスタッフが訂正しもう一度それを見本にしながら書いてもらいました。自らどの字が汚いか、バランスの悪いものはどれか気づいてもらえるように働きかけました。

 今後の課題としては、語彙量を増やしていく事ことが挙げられます。

文責:清水

2016年10月21日金曜日

団地祭りに出店しました!


2016年10月1日、2日(土日)はいちょう団地の団地祭りでした。
毎年、団地やその周辺に住んでいる方々で賑わうお祭りです。
すたんどばいみーはこの団地祭りに出店し、フランクフルトとベトナム風肉団子を販売しました。
たくさんの方にお立ち寄り頂き、これまですたんどばいみーを知らなかった方にも知って頂くきっかけになったのではないかと思います。
以下、参加スタッフによる報告です。
毎年出店している、いちょう団地祭り。
1日の販売でしたが、普段教室にきている子どもたちが手伝いにきたり、遠くてなかなか教室に来れないこども達も遊びに来たりしてくれました。
こども達が手伝ってくれたおかげもあり、無事完売しました。
売り上げは活動費(外国人の子どもたちを対象とした学習支援教室やルーツを学ぶための母国語教室の運営、外国人の子どもが在籍する学校の教員との協力関係構築、外国人家族のニーズを把握するための調査研究など)に充てたいと思います。
久しぶりに顔を出す懐かしいメンバーや、親になって子どもを連れてくる人もいて、賑やかな1日となりました。

(文責:トゥイ、馬場)

2016年10月3日月曜日

信愛塾 訪問

2016年10月2日、NPO法人在日外国人教育生活相談センター・信愛塾を訪問しました。1978年から活動がスタートした信愛塾は、現在学習補充クラス、母語クラス、日本語クラスのほか、在日外国人の人権や教育・生活相談などの活動も行っています。

石川町から徒歩で約15分、信愛塾の事務所に着きました。この地域は、中国や韓国・朝鮮にルーツを持つ人々が集中している地域であり、在日韓国・朝鮮の人々への差別が信愛塾設立のきっかけともなっています。現在はさまざまなルーツを持つ子どもたちが来ているそうです。
センター長の竹川さんのお話しを伺っているときも、中国残留孤児の3世の女の子が、「何か手伝うことある?」と事務所に顔を出し、子どもたちの居場所をなっていることを実感させられる場面がありました。その後、フィリピンと中国にルーツを持つ大学生と専門学校生の3人が合流しました。
ルーツや来日年齢もそれぞれ異なるが、竹川さんと一緒に不就学やオーバースティの子どもたちの支援活動など、とても熱心に活動に参加している様子でした。


文責:麗鳳